製品の特徴
Pristine Analog I/O
Lynxのエンジニアチームは、ローノイズアナログ回路に関する長年の研究の成果をLynxONEのアナログ部に惜しみなく投入しました。24ビットシステムでは、アナログ信号が経由する部品を注意深く精査・選定されているため、LynxONEは、スタジオ機器にローノイズ、低歪率の信号を伝送します。
アナログ信号の信号チェーンは比較的シンプルな構成になっています。極力表面へのマウントパーツを減らし、ローノイズのアクティブパーツ、および精密抵抗素子を用いています。結果、24ビットデルタシグマAD/DAコンバ ーターの優秀さを実証することとなりました。
バランスライン・ドライバの出力、および、ディフェレンシャルアンプを備えたアナログ入力は、電源のラインノイズをピックアップしにくく、RF-リジェクション値も高いものを使用しています。つまり外部干渉を受けにくいデバイスを装備しています。これは、コンピューターベースのスタジオなどでは、特に留意される点でもあります。出力は、長いケーブル、または600オーム負荷など過度なキャパシタンスでも余裕でドライブできます。もちろん、バランス、アンバランス対応です。
+4dBu/-10dBVのレベルは、ソフトウェアから選択可能です。安価なアナログFETベースのスイッチは特有のディストーションを発生するため、ここでは使われていません。言うまでもなくPCボードのジャンパも付いていません。どちらの設定でも16dBのヘッドルームを確保し、音楽的なピークも扱いやすくなりました。
PCを中心とした環境でローノイズオペレーションを行う際、大切なのはコンピューターから発生するノイズをどのように防ぐかにあります。LynxONEは革新的なPCBレイアウト、回路デザイン技術を駆使し、これらの不要なノイズに対処しています。これにより、"実測値"としての103dBというダイナミックレンジを達成し得たのです。
Bit-perfect 96kHz Digital I/O
スタジオ機器がデジタル接続されている場合、期待されるのは最も不要なビットに至るまで完璧な信号伝送がなされることです。LynxONEは、その期待に副えるビットパーフェクトな信号伝送、最高24ビット/96kHz のデジタルI/O (アナログは48kHz) を備えています。AES/EBU、S/PDIFの両フォーマットに対応しており、ソフトウェアからこれを制御できます。長距離ケーブルを経由した音声信号も問題なく、高度なジッター制御を実現しています。入出力ともにトランスカップル仕様で、スタジオノイズやグラウンドループとは無縁のピュアオーディオ志向です。
Low-jitter Sample Clock
24ビットAD/DAコンバーターは、正確なサンプリングを行うためには、ロージッタークロックが必要になります。LynxONEは、超ロージッターのフェイズロックループ(PLL)ベースサンプルクロックジェネレーターを独自に開発し、搭載しています。さらに、PLLは、微細な精度で周波数を調整し、数多のクロックソースに対応できるワイドレンジの制御レジスタを持っています。
Accurate Synchronization and Multiple Card Support
LynxONEは、オーディオ/ビデオプロダクション用のスレーブ同期、マスタークロックソースとして最適です。スレーブモードでは、フレーム単位の正確なクロックに同期します。また、AES/EBU、S/PDIF信号や他のレファレンスクロックに正確に同期します。マスターモードでは、ロージッターのワードクロックをジェネレートします。LynxONEと、A/V同期用クロック出力を搭載したビデオキャプチャーカードとの相性は抜群です。クロックI/OとしてBNC端子を装備、また、他のPCIボードとの同期には内部クロックコネクタを搭載しています。 さらに、デジタル、アナログI/Oが必要な場合は、LynxONEは最高4枚の同時搭載が可能です。
Flexible Monitoring
多重録音する際は、録音インプット信号をモニタリングすることが必要になります。LynxONEは、モニタリングソースとして、アナログ、デジタル入力の選択が可能です。この信号は、再生信号とアナログ、デジタル出力にミックスすることができます。フレキシブルなモニタリング環境を備え、スタンドアロンAD/DAコンバーターとしても動作します。ミキシングはハードウェアベースで行われるので、インプット-アウトプットのレイテンシーは最小限に食い止めることができます。
Independent 4-channel Architecture
LynxONEのアナログ、デジタル入出力の操作はとてもフレキシブルです。録音・再生用に最大4chを同時使用することができます。各I/O毎に独立したデータ・ストリームは、標準的なWindows マルチメディアデバイスと関連付けることができます。わかりやすいI/Oルーティングコントロールによって、多くのオーディオアプリケーションにおけるデバイス選択が容易になります。
FPGA-Based I/O Processor Keeps Data Moving
データ欠落がない24ビットオーディオデータを扱うには、高性能リアルタイムプロセッサーが必要になります。LynxONE は、専用I/Oプロセスエンジンを搭載し、これはルーティング、データのバッファリング、I/Oリソースを管理することができます。また一般信号交換に障害をきたさず、レイテンシーもなく、ホストコンピュターとデータ交換できます。PCベースDAWの予期しないレイテンシーは、バスを占有してしまうために起こるグラフィックカードとの不具合によって引き起こされます。8kバイトのサンプルバッファサポートは、淀みないオーディオ伝送を実現するために搭載されています。
Low-Latency Dual MIDI Ports
LynxONEの2系統のMIDIポートは、設計後に単に付け足されたものではありません。FPGAテクノロジーを駆使することは設計前から予定されていたものでした。ポートは独立しており、インプット、アウトプットを含め最大32chのMIDIチャンネルに対応しています。64バイトを駆使してデータロスなしに受信・送信を行うことができます。MIDIシーケンスでの正確なタイムコード同期には、MIDIポートとホストPC間におけるローレイテンシーメッセージの送受信が不可欠です。LynxONE のMIDIポートでは、リアルタイムNoteOn/NoteOff、MTCメッセージの送受信をPCIバス経由で行えるクリティカルメッセージハンドリング技術を採用しています。
Drivers for any Windows Workstation and Multiple Platforms
Lynxエンジニアチームの約半数は、ドライバコーディング専任のスタッフです。対応ドライバは、Windows 98SE / ME Windows 2000 / XP、およびMacintosh用にリリースされています。レイテンシーに関しては、LynxONE ASIO 2.0ドライバをWindows 95/98/ME、Macintosh環境 (現在OS9のみサポート) で使用する場合、0.72msから 186msという数値を実現しています@44.1kHz。
Cables Included
付属ケーブルは、1.8メートルのオーディオケーブルはXLRコネクタ仕様、ペアケーブルのデジタルI/OもXLR仕様になっています。0.6メートルのMIDI/クロックケーブルはそれぞれDIN、BNC端子を備えています。
製品仕様
アナログ I/O
入出力: 2イン/2アウト
タイプ: バランス/アンバランス(XLRコネクター)
規定入力レベル: 通常+4dBu/最大+20dBu
又は 通常-10dBV/最大+6dBV(ソフトウェアにてペアごと切り替え可能)
インプットインピーダンス: 24 kΩ(バランス時) /(アンバランス時) 12kΩ
アウトプットインピーダンス: 100 kΩ(バランス時) / 50 kΩ(アンバランス時)
AD/DA変換 : クリスタルセミコンダクタ、24ビット、128倍オーバーサンプリング、⊿Σ方式
サンプルレイト:8 kHz ~ 50kHz(標準的なレイトを含みます)
ビットデプス: 8, 16, 24、32ビット
アナログ入力出力特性(24ビット時)
周波数特性 : 20 - 20 kHz, +0/-0.35 dB
S/N比 : 99dB、A-weighted
チャンネルクロストローク : 最大-103dB、1kHz信号出力時 @ -1 dBFS
インプットダイナミックレンジ : 106dB、A-weighted
インプットTHD+N : -93dB (0.0022%)、1kHz信号出力時 @ -22dBFS 22 - 22kHz BW
アウトプットダイナミックレンジ : 106dB、A-weighted
アウトプットTHD+N : -96dB (0.0015%)、1kHz信号出力時 @ -22dBFS 22 - 22kHz BW
デジタル入出力
入出力端子 : 1系統/1系統(2イン/2アウト)
タイプ : AES/EBU、S/PDIF
サンプルレイト : 32, 44.1, 48, 88.2, 96 kHz
ビットレイト : 8、16、24、32ビット
クロック I/O
入出力 : (外部)BNCコネクター、内部オンボード、各1系統
レベルインピーダンス : TTL / 75W
インプット周波数レンジ : 25 kHz to 27 MHz
クロック入出力
ポート数:外部(BNCコネクター)、内部(オンボード・ヘッダー)各1系統
レベル/インピーダンス:TTL(クロック信号)/1Vpp(Video)75Ω
タイプ:入力=ワードクロック、x256ワードクロック、13.5/27MHzビデオクロック、
NTSC/PALコンポジット・ビ デオ 出力=ワードクロック
その他
・ PCIバス仕様:バージョン2.1に準拠
・ サイズ:ハーフサイズPCIカード